与野党の動き

立憲民主党代表選、立候補者アンケート: 枝野幸男氏の回答

政策ニュース.jpでは、今月23日に投開票が行われる立憲民主党代表選の立候補者4名(野田佳彦元首相、枝野幸男前代表、泉健太代表、吉田晴美衆院議員)にアンケートを依頼しました。

枝野幸男議員事務所からご回答をいただいたので掲載します。
※原則として回答はそのまま掲載しています

Q1 今回の立憲民主党代表選に立候補するにあたり、あなたが描く日本の未来に向けたビジョンをお答えください。

 徹底的に「人」に着目して「人」を支え、すべての「人」の能力を最大限に引き出す経済をつくります。誰もが存分に力を発揮することができ、ゆとりある暮らしを営み、人生における選択の自由がある。そんな社会であってこそ、全体が発展できる。知識集約型産業が基軸となる経済システムが前提となったいま、人間の多様で多面的な能力の開発・育成が、持続可能な成長のための必須条件です。あわせて、社会保障・生活保障や社会制度、コミュニティのつながりを丹念に強化する「安心の立て直し」が、力強い経済の基盤です。
こうした視点から、わたしは、「人間中心の経済」に関連する政策の全体的な進捗を図ります。これらの政策を実現することですべての国民が個人として尊重され、健康で文化的な生活を営むことができる社会”をつくる。それこそが、新時代の日本の青写真です。

Q2 あなたが特に重視される政策を、優先順位の高いものから3つ挙げてください。

 まずは何より、与党勢力はもちろん広く有志議員らとともに、古い自民党政治の限界・閉塞を突破する(できる)メルクマールとして、「徹底した政治改革」と「選択的夫婦別姓を可能とする民法改正」、「情報公開法・公文書管理法の抜本強化」のすみやかな実現をめざします。そしてこの代表選で提示している新時代の日本の青写真・「人間中心の経済」に関連する8つの柱政策の全体的な進捗を図っていきたい。

Q3 自由民主党が掲げた以下の政策について、どのように評価していますか。「賛成する」「内容の見直しが必要」「反対する」の中からお選びください。

自民党の政策 枝野氏の評価
新しい資本主義 内容の見直しが必要
半導体産業への投資政策 内容の見直しが必要
グリーントランスフォーメーション政策における20兆円規模の国債発行と賦課金検討 内容の見直しが必要
防衛費を2027年度までに43兆円増額 反対する
能動的サイバー防御体制の整備 内容の見直しが必要
経済安全保障政策 内容の見直しが必要
少子化対策予算を年3.6兆円追加 内容の見直しが必要
憲法を改正し自衛隊明記と緊急事態条項を創設 反対する
政治資金規制法改正の附則に書かれた検討事項 反対する
プライマリーバランス黒字化を目指す政策 賛成する
AI規制の創設 内容の見直しが必要
その他(自由回答) トップダウンの「看板づくり」や「数字ありき」の政策バラマキとその改廃の繰返しでは肝心の国民的議論は進みません。
重要な課題であればあるほど開かれた国会の場における徹底した議論が求められます。

Q4 あなたは立憲民主党代表として、立憲民主党の将来をどうしたいとお考えですか。

 新たな時代の国民政党へ
 裏金事件によって政治不信が高まる今、立憲民主党は自民党に代わる、幅広い民意を反映する国民政党へと進化する必要があります。従来の永田町文化とは違う、オープンで透明化された、市民参加型政党に進化するために、「政治腐敗を一掃する徹底した政治改革」「ジェンダー平等推進の加速・強化」「基礎構造である地方政治の改革」まず、これら三つの課題に集中的に取り組みます。

枝野幸男氏の公式サイトやSNSアカウント

公式サイト
Xアカウント(@edanoyukio0531)
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